昭和33年に、松阪の出荷業者と東京の食肉業者とが集まり、一流の肉店や問屋だけを指定店とし「絶対的希少性をもった超高級肉」として商標をつくりあげるべく設立されました。
松阪市の外郭団体に位置づけられ、会長は代々、時の松阪市長が務め、会員は現在、約450会員で構成されています。
松阪牛の他にも全国で和牛ブランドは多々ありますが、会員制と会費制を敷いた協会があるのは松阪牛と近江牛だけとなっており、このことからも松阪肉牛協会が協会として「松阪牛」をブランド和牛たる品質、信頼を保つために尽力していると言えます。
そのため、規約にも「松阪牛を称し、他府県の牛を販売したり、または不当の安売りをして正当な会員に迷惑を及ぼす行為を行うものまたは産地出荷者が他府県の牛を積んで松阪牛を詐称する場合除名とする」といった罰則も定められております。
同様に入会の際にも、「毎年2頭以上の松阪牛の取引を続け、規約の趣旨に賛同すること」が条件とされ、認められ入会すると協会より渡されるのが、皆さんの中にもご覧になられたことがある方もいらっしゃるかと思いますが、鈴型に象ったけやきの「協会員証」と「松阪肉販売店指定証」です。
ですからこのけやきの「協会員証」と「松阪肉販売指定証」が本物の松阪牛を求める際の目印と言えるしょう。